プロペシアは世界初の内服タイプのAGA(男性型脱毛症)治療薬として登場しました。また、プロペシアは医師の処方が認められた治療薬で、多くの病院で処方されています。そんなプロペシアには同じ効果があり、安いのが特徴のジェネリック医薬品が存在しています。詳しく説明いたします。

プロペシアジェネリックにあるフィンペシアとは?

プロペシアジェネリックにあるフィンペシアとは?

プロペシアは有効成分「フィナステリド」を含有したAGA治療薬です。
日本皮膚科学会が定めた「男性型脱毛症診療ガイドライン」ではもっとも高いAランクの判定を受けており、それだけ効果の期待できる医薬品といえます。

フィナステリドには、ヘアサイクルを乱し薄毛を進行させる「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの増殖を抑える働きがあります。
「フィンペシア」にはこのフィナステリドが有効成分として配合されており、効果や副作用はプロペシアと同じであるため「プロペシアのジェネリック」という位置づけであるということができます。

「ジェネリック」という言葉をきいたことがある人は多いと思いますが、具体的にどのような薬かご存知でしょうか。
薬は開発した会社が物質特許などの特許を取ると、その特許が切れるまでの間は独占的に製造・販売することができます。
この特許が切れた後に、別の会社が同じ有効成分を同じ量配合し製造された薬が「ジェネリック医薬品」です。
ジェネリック医薬品は研究・開発にかかるコストを大幅に抑えることができるため、新薬に比べ安く販売することができます。

つまりフィンペシアは、プロペシアと同じ成分・同じ効果にも関わらずプロペシアよりも安く購入できるのです。
しかし正確には、フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品であると言い切ることはできません。
実はプロペシアの特許はアメリカの「メルク社」が取得しており2017年現在、まだ満了にはなっていないのです。

このからくりは、製造されている国にありました。
フィンペシアはインドの「シプラ社」という製薬会社が製造・販売しています。
実は、インドではもともと特許という概念がなく物質特許が定められたのは2005年になってからです。

そのため、それ以前から製造されていたフィンペシアは特許満了以前であるにもかかわらず合法的に販売することが可能なのです。
つまりフィンペシアは厳密にはプロペシアのコピー版といえます。
また日本国内では、いまだ認可されていないということも理解しておく必要があります。

フィンペシアが含むキノリンイエローの体への影響とは

フィンペシアはプロペシアと同じ効果・副作用があることは先ほど説明しました。
ではその副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。

フィンペシアの主な副作用は「肝機能障害」と「精力、性欲の減退」です。
「肝機能障害」は、フィンペシアに限らず飲み薬は肝臓で分解されるため、肝臓に負担がかかりその影響があらわれるものと考えられています。
「精力、性欲の減退」については、フィンペシアが男性ホルモンに作用する薬であることが理由と考えられ、男性の場合EDにもつながる恐れがあることも否定できません。
ただEDに関していえば、プラセボ(偽薬)を使用した臨床試験で発生率が同程度であったことから副作用とは考えられていません。

このほか、妊娠中の女性が服用するとお腹の中にいる男の胎児の生殖器に異常をきたす恐れがあります。
そのため女性はフィンペシアの錠剤に触れることも禁止されています。

フィンペシアにはこれらの副作用以外に、体に害を及ぼす発がん性物質が使用されているという噂がありました。
これはタール色素に分類される添加物である「キノリンイエロー」が、フィンペシアに着色料として使用されていたためです。
キノリンイエローは現在、日本では厚生労働省よって医薬品や化粧品への使用が認められているのですが、食品へは安全性が完全には証明されていないことから添加することを禁じています。
しかしキノリンイエローには使用量の制限があるものの、発がん性物質であると公式発表された事実はありません。

また、現在はフィンペシアにキノリンイエローは使用されていません。
今市場に出回っているフィンペシアの箱にはすべて「キノリンフリー」と記載されており、キノリンフリーのフィンペシアしか存在しないため当然発がん性の心配はありません。