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真菌が原因のAGAにはケトコナゾールが効く!

真菌が原因のAGAにはケトコナゾールが効く!

AGAとは「男性型脱毛症」という男性に起こる脱毛症のひとつで、遺伝と男性ホルモンが原因と考えられています。
一方真菌とは、私たちの消化管内や皮膚、粘膜などに常在菌としてもともと存在しているカビ菌です。
この真菌とAGAとは、どのようなつながりがあるのでしょうか。

免疫低下やストレスなどの原因によって「マラセチア菌」と呼ばれる真菌の一種が増えすぎると、「脂漏性皮膚炎」という病気を発症することがあります。
脂漏性皮膚炎は顔や体でも起こる病気ですが、マラセチア菌がもともと皮脂の多いところに存在することから、皮脂の多い頭皮で起こることがもっとも多いのです。
頭皮で生ずるとかゆみやフケなどの症状があらわれ、進行すると大量にでるフケによって毛穴が塞がれ、髪が抜けてしまいます。

AGAは一部の男性ホルモンが増えすぎることで発症します。
男性ホルモンの「テストステロン」は酵素と結びつくことで悪玉男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン」に変化します。
ジヒドロテストステロンはヘアサイクルの成長期の期間を縮めてしまうため、髪がうまく成長できずに抜けてしまうのです。

薄毛とともにかゆみやフケが気になっているなら、脂漏性皮膚炎という病気かもしれません。
もしくはAGAと脂漏性皮膚炎の両方を併発していることも考えられます。
この二つの病気には、頭皮の皮脂が多い人が発症しやすいという共通点があります。
そしてどちらも進行すると髪が抜け、薄毛になる病気です。

脂漏性皮膚炎の治療には、「ケトコナゾール」といわれる抗真菌薬が有効です。
ケトコナゾールはマラセチア菌などの真菌をその細胞膜を破壊することで死滅させる働きや、皮脂の分泌量を減らし頭皮環境を整える効果があります。
そして、実はAGAの原因である悪玉男性ホルモン、ジヒドロテストステロンを抑制する働きもあり、脱毛を抑制する効果があることがわかってきたのです。
このことからケトコナゾールは、フケや頭皮の皮脂が気になる薄毛に効果が期待できると考えられるのです。

風呂上がりは髪をしっかりと乾燥させましょう

フケや過剰な皮脂分泌を抑えることで、頭皮を清潔に保つことができるケトコナゾール。
その剤形はローションやクリーム、シャンプーなどがあります。
フケやかゆみなど、頭皮の症状に使用する場合にはシャンプーを使うのが一般的です。

脂漏性皮膚炎に使用する場合には、一週間に2回程度の使用で効果があります。
薄毛や皮膚炎を改善するため頭皮を清潔に保つことは重要なことですが、洗いすぎも良くありません。
あまり頻度が高いと、脱脂力が強いことや必要な菌まで殺菌してしまうことから、かえって頭皮環境を悪化させる恐れがあるのです。

指の腹で優しく洗髪した後、泡を流さずに3~5分程放置するとさらに効果的です。
その後、しっかりシャンプー剤を流しましょう。
シャンプー剤や整髪料などが頭皮に残っていると、マラセチア菌などの雑菌が繁殖しやすくなるためです。

マラセチア菌はカビの一種であるため、水分を好みます。
お風呂上りには自然乾燥は避け、できるだけ早くドライヤーを使って乾かしましょう。
頭皮に直接温風を吹きつけると刺激になるため、ある程度乾いてきたら冷風に切り替えるなどして負担をかけないようにしましょう。

脂漏性皮膚炎は進行するとなかなか完治させることが難しい病気です。
そしてAGAもまた、何もしなければ自然治癒することはなく薄毛が進行する一方のため、どちらも早めに対策をとるに越したことはないといえるでしょう。

ケトコナゾールが配合されたシャンプーは現在、市販されていないため医療機関で処方してもらう必要があります。
皮膚科やAGA治療を行っているクリニックなどで取り扱いがあるようなので、まずは専門の医師に相談してみることをおススメします。